Our Memories
「お前ら入学出来たんだな。おめでとう。」
「そりゃ出来ますよ!この高校のサッカー部に入るって夢叶えないといけないんで。」
確かにここのサッカー部は強豪だから入部希望が多いらしい。
入部しても3年間1度も試合に出れない人も少なくないって聞くくらい。
「君、名前なんてゆーの?」
私?
「相田莉音です。」
「えぇぇー!君が?!」
「お前らどーやって仲良くなったんだよ!」
先輩方は根掘り葉掘り翔馬とタケに聞いてる。
「駅でナンパされてる莉音を見かけて声かけたんすよ」
翔馬は得意げに答えた。
「なんだよそれーお前かっこよすぎだろー!」
「莉音ちゃん、騙されちゃダメだよ。」
「翔馬。顔はかっこいいけどチャラ男だから。」
「ちょっ先輩何言ってんすかー!」