Our Memories





「俺にとっては相田も涼介も可愛い教え子だから言うけど、同じ高校に行きたい気持ちもわかるが相田ならもっと上目指せると思うよ。」



そう言って和田ちゃんはN高の資料を見せた。



実はN高も考えてた。



でも自分の今の実力で行けるかなんて分からないから誰にも言わなかったけど。



「1度考えてみたらどうだ?」



「うん、和田ちゃんこの資料もらっていい?」



「おう、親御さんともよく相談するようにな。」



私は資料を持って職員室を後にした。



N高かぁ〜。



「莉音!和田なんの話だったの?」



「進路の話〜N高を勧められたの。」



「え!N高?!超頭いいところじゃん!すごいな!もちろん頑張ってみるんだろ?」



「....うん。」



この時、涼介のキラキラと輝いた目を見てるとそう言うしかなかった。




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