Our Memories
「離してください」
「ハハッ離してくださいだって〜」
「まじ可愛いんだけど。俺ドストライクだわ」
お前のストライクゾーンなんて聞いてねえよ。
心の中でこんなこと思ってる。言ったら何されるか分かんないから言わないけど。
「あっちに車あるから行こっ」
2人の男の力に抵抗できるはずもなく、段々駅を遠ざかってゆく。
「あー!こんなとこにいたんだ!探したんだよ!」
え?私?
確実に私を見て言ってる男の子。
私と同じ制服を着てるから人を間違えてるのかな。
だってこの人のこと見たことないし。