それでも君が好きなんだ
長井くんとこんな風にトーク出来るなんて夢みたいだ。
いやいや、あたしなに考えてんの!
《あたしは吹奏楽部かなぁ。お兄ちゃんが吹奏楽部だからさ!なんか憧れてて。》
お兄ちゃんは今は高校2年生だ。決して賢いわけではないかな。
でも吹奏楽部ではすごく上手くて人気だったみたい。
あっ!そうだ。
長井くんのことしたの名前で呼びたいな。
言ってみようかな。
《長井くんのこと智輝って呼んでもいい?あたしのことも美優でいいからさ!》
少し既読がつくのを待ってみたけど、全然つかない。
仕方ないからお風呂に入ってこよう。