Those who met those lost(失ったもの、出会ったもの)

**買い物


次の日に、陵おば様から
連絡があって
明日の土曜日に
買い物に行く約束をした。

一日、なんとか圭さんの事は、
考えずに仕事をこなして帰宅した。

次の日、おば様との
待合せ場所に行くと
おば様と貴晃さんがいて
私が、「えっ、」と
言う顔をしたと思うが、
おば様が
「ごめんね、杏。
この子が、行きたいと聞かないから。」
と、言うから
「うふふっ、大丈夫。
でも、行きたいってクスクスっ」
「なっ、だって
この間、杏ちゃんと
話せなかったし
荷物持ちが、いた方がいいよね。」
と、貴晃さん。

「なんでもいいけど、
私と杏の仲を邪魔しないでね。」
と、おば様。
「本当に息子より
杏ちゃんなんだな。」
「だから、杏は私達の天使なの。」
と、言い合うから
「ほら、陵ちゃん、貴晃さん
行きますよ。」
と、言って
三人で、ショッピングモールに向かった。

三人で、いろんなものを見て
陵ちゃんは、私に似合うと
思うと購入してくれた。

二人とも
私の歩くスピードに
会わせてくれて
本当に、優しい。

ランチをしながら
「次は、貴晃さんのをみよう」
と、私が言うと
「いいのよ、貴晃のなんか。」
と、おば様
「まったく。
でも母さんがいうように、
今日は杏ちゃんのを見に来たんだから
僕のは、良いよ。」
と、言うから
「ダメダメ、行きますよ。」
と、メンズの階に移動した。
< 16 / 57 >

この作品をシェア

pagetop