Those who met those lost(失ったもの、出会ったもの)
**初めてのお泊り
私達の付き合いも、一年を過ぎた。
圭さんは、変わらずに大切に
してくれていた。
今日は、始めて
圭さんのお家に行き
ご飯を作る約束になっていた。
優愛からプレゼントされた
下着を持って出掛けた。
恥ずかしかったが
圭さんとなら·······
圭さんのマンションに着くと
圭さんは、待っていてくれて
「杏、いらっしゃい。
迷わなかった?」
「うん、大丈夫。
圭さん、出迎えてくれて
ありがとうございます。」
と、言うと
私の荷物を持ち、空いてる手で
私の手を繋ぎ
解除の仕方を教えながら
部屋に案内してくれた。
部屋に着くと
荷物を卸して
早速、料理にとりかかる。
圭さんは、後ろから
私を抱き締めたり
キスをしたり
「もぅ、圭さん。
料理できないよ。」
「だって、杏が始めてきてくれたんだよ。
嬉しくて。」
と、言うから
「うふふっ。」
私は、圭さんの好きなように
させて、料理を作って行った。
全てが、できると
二人で、ゆっくり食べた。
圭さんは、
「杏、美味しいよ
どれも、すごく美味しい。」
「本当?良かった。
嬉しい。」
食べ終わると
二人で片付けをした。
それから、圭さんは、
お風呂に入り、上がると
「杏も、入っておいで。
タオルとか、置いてある物を使って。」
と、言った。
杏は、ドキドキしながら
お風呂をかりて
上がると
圭さんが
「杏、こっちにおいで。」
と、ベランダに出て
二人でビールを飲んだ。