大切な人
千夏と別れ家に帰ってきた俺は勉強を始めた

千夏に宣言したことを実行するために

医者になる

千夏のように苦しんでいる人たちを助けたい

病院に通っているうちにたくさんの患者を見てそう思った

〜♪〜♪〜♪

今の時間は深夜1時近く

電話がかかってきたのは千夏のお母さんからで、嫌な予感がした

「はい。」

『今すぐ病院に来て!!!』

ツーツー

それだけ言われ、電話は切れた

何故か俺の鼓動は変に早まっていた

行かなきゃ

すぐに千夏のところへ行かなきゃ

もともと背が高く、大学生に見られる俺はタクシーに乗っても何も言われなかった

それに俺の両親は千夏のことを知っている

なんとか急いで病院に行くことが出来た
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