大切な人
「達也くんが家に来てね、いきなり頭下げるから何事かと思ったら“千夏と結婚させてください!”って言うもんだからびっくりしちゃったわ

お父さんは反対だったの。
結婚できる歳でもないのにそんな無責任な事言って千夏が悲しむ!
って怒鳴っちゃってね。

それでも相変わらず毎日毎日来て頭下げての繰り返し。

お父さんはいくら頭下げられても認めないつもりだったみたいなんだけど、達也くんのこと話す千夏がキラキラしててね。
いろいろ考えたみたい。

それで達也くんと話して、お父さんから了承もらった達也くん凄く喜んでたわ。

それからお友達とかも呼んで、計画したのよ。」

お母さんは今までのことを話してくれた

「そんなことがあったんだ...」

全残知らなかったな

病院来る時もいつも通りだったし気づかなかった

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