大切な人
トントン

「千夏と達也くん、準備できたわ」

しばらくしてお母さんが呼びに来た

「今行きます。行こうか千夏」

達也が手をさしだす

その姿は王子様のようだった

「うん」

その手を取り、歩き出す


「緊張してる?」

「少しね。達也は?」

「結構してる」

何気ない会話でも緊張しているという事がわかる

それにしても達也がかっこよくてやばい/////

「それじゃぁ行こうか」

そう言った達也は一つ私にくちずけを残し扉を開けた

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