君と私の最後の恋
「そっか。……唯彩はすごいな。俺、やっぱり見つけらんねぇ。」


「急がなくても、大丈夫だよ? 私も、もっと見つけるから!!!」




悠真はそうだな、と言うといきなり地面に寝っ転がった。




「ちょ、悠真!?」


さっきまで雨が降っていたから地面はとても汚い。




「空、見て。」



見上げるとそこには



「虹……っ!」




大きくて綺麗な虹が架かっていた。




「……唯彩!? なんでお前まで寝っ転がってんだよ!! 汚れるぞ!?」



「いいよ、別に。」



そう言って笑う。





そこから見た虹は


さっきよりもずっと、キラキラしていた。





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