君と私の最後の恋
「大原。ここでため息がハモったのも運命だし、ちょっと話さない?」


「い、いよ……!」




すぐ近くにあった公園に入る。



「……今日人少ない?」


「そりゃ、母親達が家から出さないよな。」




確かに、と納得する。




「杉浦君はさ、」


「悠真でいい。」




「……悠真は、どこの高校?」


「南高。」




南高は私の通う西校のすぐ横にある。





「大原、」


「唯彩でいいよ?」

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