君の瞳に映る世界
だけど、私の瞳に映る世界には、1つだけ足りないものがあります。
それは、君だよ、逢坂くん。
君が隣にいるのが、私の世界にいるのが当たり前になっていたから、君がいないのはとても寂しいよ。
だから、君のことなら、どんな事でも覚えていたい。
私の中から、いなくなっちゃわないように。
君の最後のお願いは、聞いてあげません。
「もし君が私の事を忘れちゃってても、私が覚えてるから」
どんな場所でも、君を1人になんかさせないから。
私がそっちにいくのには、少し時間がかかっちゃうけど……
それまで、待っててほしいな。
沢山のお土産を持って行くから。
私の瞳に映った世界の話を、いっぱい持って行くから。