君の瞳に映る世界


「っは……!」




パッと目を見開くと、見慣れた天井が見えた。




ボーっとする頭で、乱れた呼吸を整えた。




「病院……」




良かった……




あれは、夢だったんだ……




でも……嫌な夢だったな……




チラッと時計を見ると、デジタル表記で6時30分と書かれていた。




少し、早く目が覚めちゃったな……




もう1回寝る?




「……いや、やめよ」




ムクッと起き上がって、私はスケッチブックを手に取った。




さて、今日はどんな絵を描こうか。




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