君の瞳に映る世界


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「あっ!里沙ちゃん、頭の包帯がとれてる!」




「うん、今朝、もうしなくていいよって言われたんだ」




そう言いながら、私は自分の頭にそっと手をやった。




「よかったねー」




にこにこと、美咲ちゃんは笑ってくれた。




あれから、私は毎日応接ルームに足を運ぶようになった。




毎日、逢坂くんが部屋まで迎えに来てくれるから、一緒にここへ来ている。




「颯、見て見て!このロボット、俺がブロックで作ったんだぜ!」




「おおー、かっこいいね!」




向こう側で、男の子と遊んでいる逢坂くんを見て、私はフッと笑った。




ホント、優しくていい人だなあ。




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