君の瞳に映る世界
なんで……?
どうして、先輩達が……
「失礼します……」
俯き気味に入ってきたのは、3人の先輩。
みんな、私に嫌がらせをひた人達だ……
呆然としながら、彼女達を見ていると、3人はベッドの前まで来た。
全員、顔を伏せて、しゅんとしている。
「あの……なんで来たんですか」
自分でも、他に言い方はなかったのかと思った。
だけど、今更そんな気なんて使わなくていいでしょ。
「……お見舞いに、来たの」
お見舞い?!まさかっ!!
この人たちに、そんな善意があるなんて思えない!!
キッと疑いの目を向けると、先輩は鞄の中から、1枚のキャンパスを取り出した。