子うさぎと狼さんの恋物語。
さっそくレイが持ってきた夕食を食べることにした。


「いただきます。」


すると、レイがこちらをじっと見つめてきた。


「なんだ?言いたいことでもあるのか?」


「いや、雨降るの分かってたのにずぶ濡れで帰ってくるなんて珍しいな〜と思って。
雨が降ってから随分と経ってたし。


お前なら、あの場所から帰ってくるのにそこまで時間はかかんないだろ?」


やっぱりレイはするどいな。


「あぁ、ちょっと人助けをしてたんだ。」
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