子うさぎと狼さんの恋物語。
「人助け?王子の姿じゃすぐバレるだろうし…まさか狼の姿でか?」


「あぁ、そうだ。」


そして、ヴォルクは今日あったことをレイに話した。


「ふ〜ん、黒髪で黒い瞳を持った子なんて聞いたことないよ。近隣国にもそんなとこはないはずなんだけど…」


レイは、驚いた表情をしながら考え込んだ。


「だろ?あまりにもきれいだったからつい…」


「つい?なんだ?笑」


さっきまで考え込んでたくせに、変なとこは聞こえてるんだな。


「別に…少しだけ…見惚れてただけだ。」
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