子うさぎと狼さんの恋物語。
「では、招待客はいつも通りで、王都に住んでいる者、それから地方の貴族でよろしいでしょうか?」


レイの確認に、王は「あぁ。」と頷いた。


「それから、婚約者の件はパーティの招待状に一緒に記しておきます。
それでよろしいでしょうか?」


「あぁ。」


「えぇ、そうね。」


「…」


王妃は、楽しみね〜、どんな子が来るかしら〜?と楽しげに笑顔を浮かべ、そんな王妃の話に王も、あぁそうだな、と頷いていた。


ヴォルクのことそっちのけで、その後も3人は楽しく話を進めていった。
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