子うさぎと狼さんの恋物語。
「あぁ…」


ヴォルクは、少し照れながらも深くうなずいた。


「それで、俺はどーすればいいんだ?」


レイは嬉しそうに聞いた。
ヴォルクの初恋は、レイにとってもすごく嬉しいのだ。


「レイには、まずあの子のことを調べてほしい。
黒髪で黒い瞳なら、この街では目立ちすぎるから、彼女に関する話くらいは聞けるはずだ。」


「わかった。明日から街に出て聞き込みをしてくるよ。」


「あぁ頼む。パーティも近いのに悪いな、仕事増やして。」


「気にするなって!そのかわり、見つけたら絶対捕まえろよ?」
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