子うさぎと狼さんの恋物語。

「よし、そうと決まれば、まずは服を買わなくてはいけないね。その格好では目立ちすぎる。


そして、お風呂に入ったらごはんを食べて、この世界のことは明日ゆっくり話すことにしよう。」


リーシャにそう言われて、自分がスウェットに裸足でいたことを思い出し、いつの間にか夕暮れが近づいていることに驚いた。


そして、リーシャと家をでると街の服屋へと足を運んだ。


「ミーシャ、この子に合う服を2、3着と、靴を選んで欲しいんだが頼めるかい?」


「まぁリーシャじゃないか。すぐに似合うものを用意しよう。」


「すまないねぇ、ミーシャ。ギリギリに押しかけて。」


「いいんだよ。それより、その可愛らしい子は拾ったのかい?」


「ああ、そんな感じだね。名前は心愛というんだ。」


「心愛か、珍しい名前だねぇ。
私はリーシャの双子の姉、ミーシャだよ。
なにか困ったことがあったらいつでも来なさい。」


「っ!ありがとう、ミーシャ!」


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