メガネ男子と同居中
週末、いつもはパンツ派の私だけど今日だけ数少ないワンピースを着てみる。
メイクも少し変えて。
待ち合わせのところでマコトくんを待つ。
私もこれで、いい恋ができるかもしれない。
「莉子ちゃんっ」
後ろから声がして振り返る。
マコトくんだ。
前は西高の制服だったから、今日はまた雰囲気が違ってドキッとする。
「待った?」
「ううんっ!全然!」
「よかった。…ってか、莉子ちゃんそんな可愛いカッコして歩かれたら、釣り合わなすぎて困る…」
マコトくんは少し頬を赤く染めて、目をそらす。
何今の顔…可愛すぎ!!
男の子なのに、不覚にも可愛いと思ってしまう。
「じゃあ、行こっか!」
そう言ってマコトくんは、私の歩幅に合わせて歩き出した。