メガネ男子と同居中

「ちょっと黒瀬!!!どうしてああいう誤解の招く言い方するの?!」


あの後、マコトくんは一応納得して、私たちはまたねと別れた。


そして、2階に上がってすぐ、黒瀬を怒鳴る。


「僕は事実を話しただけですが?」

「一緒に暮らしてるって、同棲してるみたいじゃない!私たちは同居なの!」

「…付き合ってるんですか?彼と」

黒瀬は私の説教なんか無視で、唐突に質問してくる。

カーッと顔が熱くなる。

「人の話聞いてんの?!ま、まだ…そういうんじゃないわよ!」

「まだ…?じゃあいずれそうなるんですか」

「悪い?!」

顔を赤くしたまま怒鳴る。


なぜだか無性にムカついた。

「いえ。全然。ただ、テストがピンチだっていうのに呑気だな〜と。あなたのために時間削ってテスト対策してる人がいるっていうのに自分はああいうチャラチャラした男と…」

「マコトくんはチャラチャラしてない!!」

マコトくんのことを何もわかっていないくせに勝手なことをいう黒瀬をまた怒鳴る。


「どっちでもいいですけど。僕に恥かかせないでくださいね。水谷さん」

黒瀬は私を若干見下ろしてそういうと、ささっと自分の部屋に入っていった。


なんなのよーーー!!!!


バカッ!!!!!!


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