ダメ彼氏、できました。
「今日は解散にしよっか!」

先生の一言に周りがわっと歓声をあげた。
通常より一時間も早い終了だ。

歩夢は嬉しさを抑えながらきりっとした顔に戻し、解散の合図をかけた。

「歩夢!今日一緒に帰ろうよ!」
部員のひとりがよってきた。
優華だ。

彼女は彼氏とうまいこと行っている歩夢のあこがれだった。
帰りが一緒なら沢山恋愛の話が聞ける。

歩夢は喜んでうなずいた。


この帰り道がこの物語に影響を及ぼすのだった。
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