㊙サッカー王子と同居中*2年生編*
「大塚くん、お待たせ~!はやくアイス食べに行こう?」
「おお!立花は今何のアイスの気分?」
大塚くんは部活が終わって疲れてるはずなのに、まだまだとっても元気そうな気がする。
「うーん…フルーツのアイスがいいな」
「さっぱりしてていいよな!俺はソーダ!」
あたしたちは部室を出て、学校の近くにあるコンビニに向かって歩き出した。
歩いてるだけなのに、つーっと汗が流れ落ちる。
早く秋になればいいのに。
そしたら陽向も帰ってくるのにな。
サッカー部に不在中の彼は今シンガポールにいる。