㊙サッカー王子と同居中*2年生編*



「気持ち悪いって失礼だな~!相ケ瀬の彼女は立花しかいないんだから、今のセリフは立花だろ?」



「大塚くん、あたしの真似するの下手くそだよー!ふふっ、笑いが止まらない。



男の子なのになんでそんな高い声出せるの?前もやってたよね?」



あたしは口元を押さえながらくすくすと笑っていた。



「立花、笑いすぎだから!



でもさー、きっとそうやって笑って迎えに行ってやったらアイツは絶対に喜ぶと思うぞ」



「うん!相ケ瀬くんに会った時、今のこと思い出すね」



その後も大塚くんと二人でお話をしながら家までの道を歩いたんだ。



オレンジ色の空に染める太陽が沈む方向にむかって。



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