あ、あ、あ愛してる
鳴り止まない拍手を聞きながら、あたしたちは舞台袖に引く。
ピアノ伴奏をした和音くんは最後尾。
あたしが舞台袖に入ったのと同時に舞台で鈍い音がし、客席から悲鳴が響いた。
異変に気付いて振り返ると和音くんが床に倒れ、ぐったりしていた。
「有栖川くん!?」
部長と仁科副部長が和音くんの名を呼び、あたしも慌てて和音くんに駆け寄り、声を掛けた。
場内は騒然とし、合唱コンクールのスタッフの男性が舞台に駆け上がり、和音くんの様子を診る。
「Alice!?」
和音くんは倒れたまま、荒い息遣いをしている。
「Alice!!」
あたしの呼びかけに和音くんの手がピクリ、微かに動き、和音くんの制服のポケットからブルブルと音がした。
スタッフの男性は和音くんの制服のタイを緩め、カッターシャツのボタンを開けた。
ピアノ伴奏をした和音くんは最後尾。
あたしが舞台袖に入ったのと同時に舞台で鈍い音がし、客席から悲鳴が響いた。
異変に気付いて振り返ると和音くんが床に倒れ、ぐったりしていた。
「有栖川くん!?」
部長と仁科副部長が和音くんの名を呼び、あたしも慌てて和音くんに駆け寄り、声を掛けた。
場内は騒然とし、合唱コンクールのスタッフの男性が舞台に駆け上がり、和音くんの様子を診る。
「Alice!?」
和音くんは倒れたまま、荒い息遣いをしている。
「Alice!!」
あたしの呼びかけに和音くんの手がピクリ、微かに動き、和音くんの制服のポケットからブルブルと音がした。
スタッフの男性は和音くんの制服のタイを緩め、カッターシャツのボタンを開けた。