あ、あ、あ愛してる
「おい、和音。人のことよりお前だよ。いつ喘息やパニック発作起こすかわからないくせに」
「そ……そ奏汰」
「お前見てると苛々すんだよ。常時、パニックの不安かかえて薬を手放せない状態で、てめえのキャパ考えろ。たびたび倒れられたら迷惑なんだよ」
「お前、言いすぎ」
奏汰は握った拳を拓斗の目の前まで突き、無愛想に立ち上がり、ドアを蹴り開け退室した。
「和音、奏汰はお前の体が心配なだけだ。今日もマネジャーに関東大会が終わるまででも、ゆっくり休ませてやれないのかと話していた」
普段から奏汰のお小言ばかり聞かされている。
心配は有り難いが、口を開けば鬱陶しいという奏汰が、俺には煙たい存在だ。
「お前のこと、アイツなりに考えてるのに何にもできないのが歯痒いんだろ。察してやって」
「ご……ごご……」
――これのせいだ。吃音の――
「そ……そ奏汰」
「お前見てると苛々すんだよ。常時、パニックの不安かかえて薬を手放せない状態で、てめえのキャパ考えろ。たびたび倒れられたら迷惑なんだよ」
「お前、言いすぎ」
奏汰は握った拳を拓斗の目の前まで突き、無愛想に立ち上がり、ドアを蹴り開け退室した。
「和音、奏汰はお前の体が心配なだけだ。今日もマネジャーに関東大会が終わるまででも、ゆっくり休ませてやれないのかと話していた」
普段から奏汰のお小言ばかり聞かされている。
心配は有り難いが、口を開けば鬱陶しいという奏汰が、俺には煙たい存在だ。
「お前のこと、アイツなりに考えてるのに何にもできないのが歯痒いんだろ。察してやって」
「ご……ごご……」
――これのせいだ。吃音の――