真夜中のアリス
ウサギの為と言うよりも、自分の外出の為と言った方がいいのか。女王は楽しそうな笑みを浮かべている。
「…っ!じゃあ…じゃあ僕も連れって下さい!僕も彼も…いてもたってもいられないんだ」
眉を下げて懇願するような瞳で女王に訴えかける。本当は今すぐ駆け出して行きたい、そんな気持ちを殺しながら。
「…ウサギさんも駄目。約束の時間に遅れた罰です。本当は首でもちょんぎってやろうかと思いましたけど、それも可哀想なんで別の罰を与えます。
エースさん、ウサギさんを地下の薔薇園に連れて行って暫く頭を冷やさせてあげてください」
「え…!?」
「えー、あそこ?俺もあんまり好きじゃないのに…」
否定と驚嘆の声をあげる二人。そんな姿に女王は溜め息を付く。
「…っ!じゃあ…じゃあ僕も連れって下さい!僕も彼も…いてもたってもいられないんだ」
眉を下げて懇願するような瞳で女王に訴えかける。本当は今すぐ駆け出して行きたい、そんな気持ちを殺しながら。
「…ウサギさんも駄目。約束の時間に遅れた罰です。本当は首でもちょんぎってやろうかと思いましたけど、それも可哀想なんで別の罰を与えます。
エースさん、ウサギさんを地下の薔薇園に連れて行って暫く頭を冷やさせてあげてください」
「え…!?」
「えー、あそこ?俺もあんまり好きじゃないのに…」
否定と驚嘆の声をあげる二人。そんな姿に女王は溜め息を付く。