真夜中のアリス


生理的にあふれだす涙は流れとは反比例して、上へと上昇していく。
こみ上げる吐き気と目眩であたしはそのまま意識を失った。記憶を遮断させ心を閉ざして、目を背け忘れた振りをして眠りの世界に逃げ走る。何時もと同じように。




落ちる 落ちる
現実と非現実が織りなす矛盾だらけの世界へ。
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