真夜中のアリス

「と、とにかく今日は絶対駄目だからね!!」

「なんでですか」

どうやら苛々は落ち着いたのか、幾分冷静に会話をし始める女王。しかし表情はふくれっ面。まるで幼い少女のような無邪気さだ。

「もう!昨日も話したでしょ!今日は…“闇夜の日”だって」

「そういえばそうでしたねー。でもわたしは対して問題ないんだけどなー…」

「駄目なモノは駄目っ!!」
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