世界の嘲笑にアルカイックスマイルを
事後、腕枕して彼女を見下ろしていると、伏せていた目を開け彼女は愉しそうに笑った。
「せんせは、」
言葉を落としながら俺の腰あたりに跨がる。
「あしたから学校なのにこんなことしてていいの?」
『今更それをいうか、』
苦笑して言い返せば
「確かに、」
彼女はそっと呟いて、鎖骨に噛みついた。
「ね、痛い?ふふふ、ごめんね」
痛いけれどもそれよりもぞくりと快感が沸き起こってる、何て言わないけど。
ちゅ、ちゅ、
音をたてながらその咬み痕にキスを落とす。
暫くすると満足したのか、ごろんと元の位置に転がってきて
さっきよりも近づいて、足まで絡めてくっついてきた。
彼女を腕に囲ったまま見下ろす。
『おれもつけていいの?キスマーク』
「わたしキスマークつけてないよ、噛んだだけ」
微笑む彼女に覆い被さろうとすれば、絡んでいた足が上へ上へとゆっくり上がってきて、
シャワーすら浴びてないからお互いに裸のままの状況で。
自然と無意識にごくりと喉をならす。
「どうぞ?つけたいんでしょ?」
さわさわと絶妙なタッチで肌を滑る彼女の手に、あしたは寝不足だなと諦めもう一度彼女を組み敷いた。