【続】興味があるなら恋をしよう
エレベーターでも、車の中でも、ずっと手を握られていた。
課長の今日のは不安からじゃない。勘違いでなければ…情熱的なモノだと解った。
帰った途端、玄関で熱い口づけに見舞われた。
ん…、んん。
「課、長…ぁ」
んん…、ん、ふ。
「…ん、課長………ん…」
駄目です、駄目…。玄関でなんて駄目です。
…課長はどこか出掛けた後とか、どうもアドレナリンが過多になるのだろうか。
「ん、課、長…んん」
「ん…な、に?」
…涼しい顔してる。
「ここは…駄目です」
「ん、解った」
ヒョイと正面から担がれた。
えー?!
バタつかせていた足からパンプスを脱がせるとそのまま運ばれた。
ベッドに下ろされ課長が上に跨がった。
…途端、課長の携帯が震えた。
ブーブー…。ブーブー…。
「課長、携帯が…」
「いい、別に…」
口づけが降って来た。
「…駄目です。葵さんかも知れないし」
「葵なら、尚更いい…」
「…駄目、葵さんなら、妊婦さんなんですよ。
何かの連絡だったらどうするんですか?
出てください、…早く」
「な゙ー…もう。……葵だ」
【ドライブなんか行かないで家に帰った?
どう?頂いてる?
邪魔しちゃった?ピース】
…あのヤロウ…。本当、中身は男だな…。
携帯の電源を切ってほうり投げた。
紬を抱きしめた。
「課長?」
「なんでもなかった」
「それは良かったです」
良くない…。葵のやつ…。俺の“気”でも受け取ったか。
「あぁ、…もう。好きにしてくれ…」
大の字になってベッドに寝転んだ。
起き上がって課長を覗き込んだ。
「課長?葵さんに何か言われたんですか?」
…。
「課長?」
「はぁ、こんな時、双子はつくづく嫌になる…。
何もかも察しがいい…」
「葵さんもそんな事言ってましたよ?」
あ゙ー、…も゙ー。
このまま続けたら、葵の思うツボになったようで…癪に障る。
だけど。
課長の今日のは不安からじゃない。勘違いでなければ…情熱的なモノだと解った。
帰った途端、玄関で熱い口づけに見舞われた。
ん…、んん。
「課、長…ぁ」
んん…、ん、ふ。
「…ん、課長………ん…」
駄目です、駄目…。玄関でなんて駄目です。
…課長はどこか出掛けた後とか、どうもアドレナリンが過多になるのだろうか。
「ん、課、長…んん」
「ん…な、に?」
…涼しい顔してる。
「ここは…駄目です」
「ん、解った」
ヒョイと正面から担がれた。
えー?!
バタつかせていた足からパンプスを脱がせるとそのまま運ばれた。
ベッドに下ろされ課長が上に跨がった。
…途端、課長の携帯が震えた。
ブーブー…。ブーブー…。
「課長、携帯が…」
「いい、別に…」
口づけが降って来た。
「…駄目です。葵さんかも知れないし」
「葵なら、尚更いい…」
「…駄目、葵さんなら、妊婦さんなんですよ。
何かの連絡だったらどうするんですか?
出てください、…早く」
「な゙ー…もう。……葵だ」
【ドライブなんか行かないで家に帰った?
どう?頂いてる?
邪魔しちゃった?ピース】
…あのヤロウ…。本当、中身は男だな…。
携帯の電源を切ってほうり投げた。
紬を抱きしめた。
「課長?」
「なんでもなかった」
「それは良かったです」
良くない…。葵のやつ…。俺の“気”でも受け取ったか。
「あぁ、…もう。好きにしてくれ…」
大の字になってベッドに寝転んだ。
起き上がって課長を覗き込んだ。
「課長?葵さんに何か言われたんですか?」
…。
「課長?」
「はぁ、こんな時、双子はつくづく嫌になる…。
何もかも察しがいい…」
「葵さんもそんな事言ってましたよ?」
あ゙ー、…も゙ー。
このまま続けたら、葵の思うツボになったようで…癪に障る。
だけど。