魔法使いの危機
準備もほとんど終わった頃
ぞくぞくと王宮に人が入ってきた


睦月と優翔は謁見の間に結衣と緋優を
呼び寄せた

「これから貴方たちの誕生日パーティーが
行われます

貴方たちのどちらかはいずれ
この国を継ぐことになります

今まで王宮の限られた人としか
関わってきませんでしたが
この王宮に居る人がすべてでは
ありません
国民の意思をしっかり反映できるように
してください

今日一日は貴方たちが
国民に話を聞くこと
もちろんその場で聞いても
この謁見の間を使うのも自由です」



「弱音を吐くことだけは
私が絶対に許さないからな

さぁ国民も集まってきたようだ
正装に着替えて行ってきなさい」


「かしこまりました父上」

「自分には何が足りないのかを
しっかり見極めてきます!」



結衣と緋優は謁見の間を出て
正装に着替えるとパーティー会場へ
移動していった
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