魔法使いの危機
「この応接室に入ってくれ」

「わかりました」

四人は通された部屋のソファーに座ると
先生は単刀直入に聞いてきた

「昨日は何もなかったか?」

「私は大丈夫でした」

「私も」

「私も平気でした」

「俺も問題ありません」

「そうか、じゃあ俺を含め
皆大丈夫だったか

この話は一度終わりにしよう

そんでさぁ今日の使い魔の召喚のときに
魔力を使いすぎてぶっ倒れるやつが
出たら四人の中の誰かが魔力を
そいつに分けてくれないか?
あと、使い魔の中には戦いを挑むやつが
けっこういるんだよな
それでその戦いで負傷した人が出たら
小鳥遊結衣が回復させてやってくれ

何も無いとは限らんしな…」

「わかりました」

「了解です!
先生、そろそろ行かなくちゃ…」

「おぅ
もうこんな時間か…
じゃあよろしくお願いするから
魔力を失ったらすぐに俺に言えよ!」


「心配性だなぁ先生は
わかってますって

それじゃあ先に行かせてもらいます
モーメント・ムーブ」

「もう、緋優ったら先に行くんだから…
皆で一緒にいけばいいのに
先生も一緒に行きますか?」

「俺は後から行くから先に行ってろ」


「わかりました
それでは先に失礼します

私と手を繋いで!
モーメント・ムーブ!」



三人が行った後神無月先生は
やっぱり小鳥遊結衣は性格がとても
睦月に似ていると改めて感じていた
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