魔法使いの危機
裂け目を通った先は一つの村というより
魔界というのが正しいほどだった

村民よりも魔物の方が多く
倒しても倒してもきりがないようだ
睦月と緋優は最後まで魔力を
残しておかなければならないので
まずは部隊メンバーメインで攻撃を開始した


「光のシャワーで清き世界へ導け

ライトニング・シャワー!」



「目をも眩ます輝く光

ライト・バストレス!」


「光輝ける明日を導け
今ここに操られし人を浄化せよ

ホーリライト‼」


部隊メンバーは予め役割を決めていたので
誰が魔物を倒し誰が村人を浄化するのか
的確に動いていった

浄化された人はまた操られないように
真琴と美海が安全な場所へと導いた


「「人々を守りし精界へ

モーメント・ムーブ!」」

二人で唱えればより多くの人を
一度に運べるので効率がよかった

移動している間にもまだ
浄化されていなかった人々が
次々と浄化されていった



真琴は先に避難させた人と留まり
美海は再び避難させるために
もとの村へと戻っていった


最後の村人を避難させると美海は
真琴と話しどちらかが戦いの補佐を
しなければならないと言った
真琴は私が戦いに行くと言った

「だって星使いの力を活用しなくちゃ!
それに美海はここまで頑張ったから
私が行くからあとはよろしくね!」


真琴はそれだけ言うと海王星に力を借り
そのまま魔法を唱えて戦いに向かった
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