❤嫉妬カレシ日和☁




「ここじゃない?そのわたあめ。」



向けていた俊の視線をお店に変えた。


そのお店は確かにテレビと同じので。


長蛇の列……。



「人気なお店だから沢山居るの当たり前だよね…」

「どうする?待ち時間50分らしいけど。」



ちょっとガックシ……。


でも、せっかく俊と今日はデート。


わたあめは、いつでも来られる。


今日は俊とデートを満喫しなきゃっ!!



「あっちのお店なら入れそうだよっ!!」

「え?わたあめは?いいの?」



不思議そうに私を見つめた。



「いいのっ!!今の時間を大切にしたいからっ」

「恵里香…」



グイッと俊の綺麗な腕を掴んで。



「ほーら!!行くよーっ!!」

「うわっ!?」



急に腕を引っ張っちゃったから、かなり驚いたみたい。


でもまた優しい微笑みにと変わった。



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