❤嫉妬カレシ日和☁




「ねぇ、恵里香。今すぐ帰ろう。」

「えっ!?どうしてっ!?今、来たばかりじゃ…」



いつの間にか、私の手をギュッと握ってる俊。



「嫌だ。浴衣姿。しかもお団子似合ってない。」

「えぇ~…。」



刺々しい言葉に私の胸は突き刺さる…。


たまにはお団子も浴衣の雰囲気に合ってて、いいのかなぁ??なんてしてみたんだけど…


ダメでしたか…やっぱり。


きっと亜莉朱ちゃんだったら、お団子似合うんだろうなぁ。



「渡辺くん意地悪しないの~。私達は先に行ってるね!!」

「お前ら、ふたりっきりで満喫しろよぉ~」

「ありがとう!!」

「人混み面倒くさ…。」



きっと二人とも気を遣ってくれたんだ。


佐々木くんも告白頑張ってね!!


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