❤嫉妬カレシ日和☁




「わ!?いつの間に、こんな長居しちゃったんだろっ!?宏ちゃん帰るよ!!」

「えー、もう?」



少し名残惜しそうな佐々木くんだった。



「とりあえず、またお見舞い来るね。」

「う、うん!!ありがとう…今日は」

「早く渡辺も記憶取り戻すんだぞっ!!ずっと、そのままだったらコチョコチョしてやる。」

「余計なお世話!!」



早く記憶が戻って、また笑い合える日が来るといいなぁ。



「何なの…あの男。」

「ん??佐々木くんのこと??」



二人が病室から出ていった後、少し不機嫌そうに聞いてくる。



「しつこいし…しかも恵里香に馴れ馴れしいんだけど。」

「…そうかな??」



久々に聞いた君から呼ばれた名前。


それは突然のことで、思わず…


目を窓の外に移してしまった…。


心臓がドキドキ…する。


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