❤嫉妬カレシ日和☁




「記憶喪失の俊は今より少し俺様っぽくて小悪魔な性格でね、亜莉朱ちゃんのことを綺麗って…」

「え、マジ?」



自分で言うのが恥ずかしくて思わず、俊の服を強く握ってしまう…。



「もしかして、それ気にしてた?」

「……うん…、」



気にしちゃうよ…。


大好きな俊が他の女のコを褒めるなんて。


ダメって、心では言い聞かせても…。


やっぱり妬いちゃうの…ごめんね…。



「確かに太田さんは綺麗だけどさ。綺麗だと想うのと好きの想うって違うと思うんだよね。」

「つ、つまり…??」



顔を手で上げられて、目が至近距離で合う。



「恵里香はそれ以上に綺麗ってこと。だから不安にならなくていいんだよ。」

「うん…」



どうしよう…。


そんなこと言われたら、ドキドキが……


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