❤嫉妬カレシ日和☁




「ちょ、勝手に人のスマホ出るなって!!」

「えー、ごめん。でもこのまま出ないのもねー?」



あ、俊の声だ!!


小さな声だけど分かる。


私が居ない間に、どうなっちゃってるのかな…。



「恵里香?ごめん、今ちょうどリビングに行っててさ。」

「ううん…大丈夫!!ご、ごめんね…急に私も電話しちゃったりして…」



そっか…。


二人は俊の家に居るんだ…??


全然大丈夫じゃないのに…心配で不安なのに。


言葉は痛い嘘をつくんだ。


タイミングが悪すぎる…。


こんなの…知りたくなかったよ…。



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