❤嫉妬カレシ日和☁
どうしよう…!?
勝手に見てたら嫌だよね…。
「え…恵里香」
「ご、ごめんねっ!!勝手に聞くつもりは無かったんだけど、思わず聞き惚れちゃって…」
天使みたいなその優しい歌声に、まるで吸い込まれるかのように気がつけば教室に来てしまった…。
「ううん、別に平気。ただ目を開けた瞬間に恵里香が居て驚いただーけ。」
「う…ん…」
頬っぺたに俊の真っ白な手が……っ。
「フッ!照れてるね。」
「(ブルブル…)」
慌てて、首を横に振る私をまた俊は楽しそうに笑った。