❤嫉妬カレシ日和☁




「ん……あ…れ…私…」



微かに、ぼやけた世界が目に映し出される。



「恵里香おはよう。」

「しゅ…ん…??」



ここって電車じゃない!?!?


え……それなら、一体ここはどこ??



「屋上だよ。」

「えっ!!屋上…どうして!?」



え、だって電車の中で寝ていたはずじゃ…。


授業は!?


もう始まってる時間!!



「ごめん。起こそうと思ったんだけどさ、あまりにも気持ち良さそうに寝てたから。」

「いいんだよっ!!叩いて起こしちゃってもっ」



優しいから寝かせてくれたんだね…。



「でも降りないとダメだったから屋上まで運んだ。」

「は、運んだの!?」

「うん。お姫様抱っこしたら周りにガン見されちゃった。」

「あはは……」



いやいや…俊……


そこ笑うとこじゃなーい!!


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