❤嫉妬カレシ日和☁




私だけ…んふふ。


教室で俊に、どんな顔して逢えばいいのかな!?


絶対に照れちゃうよー…。


って、んん??


あれは黒瀬くん??


何やら本を束で運ぶ黒瀬くんが私の前を歩いていた。


足音ひとつしてなかったから、全然気づかなかったー!!


1人じゃその量は重いよね…!?


私も手伝わなきゃっ。



「黒瀬くん!!」

「あ、恵里香ちゃん!偶然だね。」



私に気づいた黒瀬くんは笑顔で止まってくれた。



「全部持ってるの重くない??私も手伝うよっ??」

「気持ちは嬉しいけど女のコに持たせられないよ〜」



あっさりと微笑で断られちゃったー…。


同じ図書員だから、黒瀬くんをお助けしたかったんだけどなぁ。


でも、そっか!!


私じゃ頼りなさそうに見えるのかも。


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