❤嫉妬カレシ日和☁




なんて呑気に考えていた私。


___グイッ。



「ふぇっ…!?」



急に後ろから誰かに腕を掴まれて、バランスを崩しそうになった。



「あっぶねぇ…」

「く、黒瀬くん!?ありがとう…」



すぐに黒瀬くんが支えてくれたお蔭で助かったー…。



「恵里香に触んないで…」

「渡辺が腕を引っ張るからじゃん。」



都合悪そうな表情を浮かべる俊。


急に、どうしたのかな??


さっきまで告白されていたのに。



「恵里香も僕より黒瀬くんがいいんだ。」

「ちょっと待って!!私は本の手伝いしてただけっ」

「楽しそうに笑ってたじゃん。黒瀬くんは優しいもんね。」

「それは…」


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