❤嫉妬カレシ日和☁




「僕も下駄箱でバッタ見つけた。」

「え~!!下駄箱にバッタ居るんだっ」

「うん、めっちゃデカいね。あれは。」

「私も大きなバッタ見てみたい!!」



無邪気に歯を見せて笑う俊。


やっぱり男の子は、大きな虫さんを見ると興奮したりするのかな??



「でさぁ、他にも男子居たんだけど素手で捕まえてさ!!」

「す、素手で…!?凄いね!?」

「どうしたと思う?」



何か企むように笑った。



「下駄箱に入れたとか〜??」

「ぶぅー!!正解は先生の肩に乗せたら驚いてたの。」

「ふふ…その先生可哀想」

「驚き方めっちゃウケるんだよ!?」



隣で俊が笑う。


その世界はキラキラして見えるんだ。



< 313 / 354 >

この作品をシェア

pagetop