❤嫉妬カレシ日和☁
「…クシュン!」
やっぱり冬は苦手だ……。
寒すぎて手が痛い。
手に息をかけていると前から甲高い声がした。
「風邪引いちゃいますよ。」
「…ご心配どうも。」
見た目は黒髪のセミロングで化粧が濃い。
ぶりっ子みたいに上目遣いをしながら、不気味な笑みで笑う。
面倒くさいな…。
他の女子には、これぽっちも興味は無い。
僕を夢中にさせるのは恵里香だけ。
「顔冷たい。カフェで温かい飲み物でも飲みません??」
「これから予定あるから。」
馴れ馴れしく頬っぺたを触るな。
こういう女子が一番嫌い。
それに恵里香に勘違いさせたら…。
「僕に気があっても無駄。早くどっか行って。」
「なによ…つまんないの!」
男にナンパとかよく出来るよね。
強引だから逃げられるんだよ。