❤嫉妬カレシ日和☁
そして、すぐに君は僕の視界に現れた。
「俊―――っ!!ハァ…ハァ…お待たせ…っ」
「恵里香…」
息を切らしながら走ってくる君が、ただただ愛おしくてたまらない。
早く抱きしめたい。
その真っ白な肌に触れたい。
「ごめんね…っ。本当に…。電車が遅れちゃって…寒いのに…」
__ギュッ。
もうこれ以上は我慢出来なくて…
僕はギュッと強く君を抱きしめた。
「温かい…」
「俊…??冷たくなるまで待たせてごめんね…」
この大好きな香り…懐かしい。
「今日の恵里香可愛い。髪巻いてる?」
「えへへ、気づいてもらえて嬉しい!!デートだから巻いてみたの」
緑色のカーディガンに白のワンピース姿。
それはクリスマスの妖精みたいに綺麗で可愛かった。
他の男が寄ってきたりしたら嫌だな。