❤嫉妬カレシ日和☁
*皆でプール掃除
授業が始まって先生は黒板に音を立てながら、白いチョークで何やら書いていた。
『プール掃除』
えっ!!
もうそんな時期だっけ。
「来月の中旬くらいにはプールが始まる。それでだな、掃除をしてくれるヤツ居ないか?」
周りをキョロキョロ見てみると、誰ひとり手を挙げていなかった。
それもそのはず。
私の学校のプールは、何故か無駄に広くて大きい。
プールにお金をかけるなら、学校の建物に使って欲しいと誰もが思っているはず。
そんなプールは今不気味な色に染まった泥沼。
放置されていたからか、すっかり汚れているの。
だからかな……
やりたくない気持ちになるのは。
「誰かやってくれよー!!人数は無限大だ。」
む、無限大って……。
響きは良いけど…。