❤嫉妬カレシ日和☁
「ほら、早くー」
「ごめん!!待ってー…」
今日も隣に並んで、一緒に帰る。
「太田さん…」
「えっ??」
何故か、俊の口から“亜莉朱ちゃん”の名前が出た。
ただ名前が出るだけ…なのに。
やっぱり、心は複雑になっちゃうんだね…。
ダメダメ~…!!
優しくしてくれる亜莉朱ちゃんを悪いように思っちゃ…
別に何も無いんだから!!
「悪い人に見えないし、いいんじゃない?」
「へ??」
優しく微笑んだ。
もしかして…。
私のこと心配してくれてるの??
「なんか僕と関わってから、女子は恵里香を避けるし。心配してた。」
「それは…多分。私が彼女だからだよね…」