❤嫉妬カレシ日和☁
*お姫様抱っこ
「ハァハァ!!」
朝だというのに薄暗い空。
雲と雲が重なり合って、今にも雨が降りそうだ。
そういえば、天気予報で雨が振るって言ってたっけ。
でも鞄には折りたたみ傘入れてたし、大丈夫かな。
いつもの駅に、急いで駆けつけば見覚えのある後ろ姿。
間違いない!!
あの少し立ってる寝癖具合。
「俊、お待たせ!!今日は早いんだねー」
「うん。頑張ったよ。僕が恵里香を待ちたいし。」
さり気無い優しさに、私の心はキュンとなっていた。
「立ってるの疲れるでしょ。いいよ。座って。」
「ありがとう!!」
隣の椅子をぽんぽんと叩いてくれた。
「あのさぁ…」
「はい!!」
目を細め始めた俊。
な、何でしょうか??